アールスリーがkintone SIGNPOSTを勝手に解説していくシリーズ!
本文は、kintone SIGNPOSTを読んでいただくとして、kintone SIGNPOSTの各項目についてアールスリーが感じていることや、遭遇したケースなどを紹介します。
STEP.5 5-37「継続的な振り返り」
システム開発に限らないのですが、プロジェクトを進めていくうちに無意識に当初想定していた方向ではない方向に進んでしまうことがあります。
多くは目の前に出現した課題を次々とクリアしていくうちに少しずつずれてしまって気がついたらそのずれが大きくなっているというケースです。
kintoneアプリ開発だと業務フローのイレギュラーケースに気を取られるあまり、イレギュラーに対応するための機能を盛り込みすぎて、本来の王道となる業務フローが使いにくいものになってしまうことがあります。
このパターンは「継続的な振り返り」ですが、このようなケースを防ぐためにも常にゴールに対して合っているかどうかを常に確認しながら進めていくことをオススメします。
kintoneアプリ開発ではドキュメントを作成しないことが多いのですが、従来あったようなシステム開発用のドキュメントは作成しないとしても、このようにゴールやコンセプトをまとめたようなドキュメントや3-23 図に描くのように業務フロー図を書くなど、ずれてはいけない部分の最低限のドキュメントは作成することをオススメします。
そして、さらに重要なのは、この拠り所にしているゴール・コンセプトですが、これも継続的に見直しの対象にする必要があるということです。
ビジネスの状況は刻一刻と変更します。そうすると最適な業務というものも変化します。ゴールをずっと同じところに設定しているとゴールを達成しても業務がよくならないということが起きます。
常にすべてをゼロベースで振り返る癖をつけることが重要です。今日成功したことは明日にはもう失敗するかもしれないという意識を持ちながら進めていくとよいと思います。
kintoneでの業務改善・システム開発で困った場合は、弊社で実施している「kintoneよろず相談会」でご相談いただけますので参加してみてください。