kintone(キントーン)を使っていると、標準機能の限界に到達することがよくあります。そこで「kintone 使えないな」となる方もいらっしゃいますが、多くの方はプラグインやカスタマイズを導入することで標準機能を超えることを考えられると思います。
kintone をカスタマイズするにはいくつかの方法がありますが、悩まずにやりたいですよね?次からは、kintone をカスタマイズする代表的な方法について触れていきたいと思います。
現在 kintone プラグインは300種類以上リリースされています。すべてを調査するのは大変なのですが、もしあなたの困りごとにマッチするプラグインがあればそのプラグインを使うことで標準機能を超えることができ、より業務改善が進むと思います。
例えば、kintone でスケジュール管理がしたいので見やすいカレンダー表示がほしいということであれば、ラジカルブリッジさんのカレンダーPlusを入れるとカレンダー表示が劇的に改善します。
プラグインでぴったりのものが見つからないとなると、普通は JavaScript でカスタマイズということになります。JavaScript カスタマイズは、当然のことながら JavaScript というプログラミング言語を用いてプログラムを書く必要があります。更に、JavaScript の知識だけでなく、kintone のAPI(Application Programming Interface)という kintone 独自のお作法を理解する必要があります。
これを自分で勉強してやることももちろん可能ですが、少し勉強してみて諦めたという方がたくさんいらっしゃいます。もしくは、自分は勉強してなんとかできるようにはなったものの、社内に他にできる人もいないので大々的に入れるのは躊躇してしまうという方もいらっしゃいます。
では、餅は餅屋ということでカスタマイズを行ってくれるベンダーに頼むとどうなるでしょうか?ベンダーはプロですので、きっちりカスタマイズをしてくれると思います。(弊社もそうです)
しかし、エンジニアが時間を使ってカスタマイズすることになりますのでそれだけ費用がかかります。費用をかけてでも自社オリジナルのカスタマイズがしたいという場合は、これもありだと思います。
数多くのお客様の kintone 導入をお手伝いしてきた中で、このカスタマイズの問題が大きいということに気づきました。
「プラグインではちょっと物足りない、でも、JavaScript を自分で書くことはできない、ベンダーに依頼する予算もない。」
そういうお客様がたくさんいらっしゃいました。
難易度で比較するとこんなイメージです。
kintone <<< プラグイン <<<<<<<<<<<<<<<<<<<< JavaScript カスタマイズ
プラグインでもない、JavaScript カスタマイズでもない、kintone カスタマイズのよりよい方法が必要だと思い提供を始めたのが弊社の gusuku Customine です。
gusuku Customine は kintone カスタマイズをノーコードで行えるようにすることを目指したサービスです。プラグインではできないような業務に即したカスタマイズをプログラムを書かずに行うことができます。
ブラウザで、「やること」と「条件」を選んでいくだけであとは gusuku Customine がJavaScript のプログラムを自動的に生成してくれます。
例えば、「勤怠管理」アプリを作るとして、「出社」「退社」ボタンを画面につくって、それらを押すと自動的に出社時刻や退社時刻を記録したいというようなケースも、gusuku Customine を使うとプログラムを1行も書くことなく実現することができます。
gusuku Customine が作り出すカスタマイズは、kintone のプロであるアールスリーが実装したプログラムです。また、多くのユーザーさんが使われているので、相当揉まれているプログラムです。
その点では、ベンダーに頼んで1社のために作られたプログラムよりも信頼性が高いと言えます。ましてや、よくわからないままサンプルプログラムをコピーして少し変更して動かしているようなものとは比べ物にならないくらい、ちゃんとしたプログラムです。
では、ノーコードでkintoneカスタマイズができるとして、誰にでもできるのでしょうか?
実は世の中のノーコードツールすべてで基礎的な学習を必要とします。例えば、kintone 自体を使いこなすとしても、データベース設計の基本的な知識を持っているほうが、適切な使い方ができます。
gusuku Customine の使いこなしも同じで、kintone のカスタマイズについての基礎知識は持っておいていただくほうがよいです。kintone カスタマイズの学習をするための1つの目標として、kintone 認定資格のカスタマイズスペシャリストを取得するという方法があります。
カスタマイズスペシャリストの試験では一部 JavaScript の問題も出てきますので、JavaScript の勉強も必要ですが、基礎的な内容ですので概要を知っていれば大丈夫です。kintoneのカスタマイズで大事なのは、JavaScript の知識よりも、kintone はどういうポイントでカスタマイズできて、どういうカスタマイズはルール内で、どういうカスタマイズがルール外なのかを知ることです。
kintone カスタマイズの基本的な動きを理解するのにも、ノーコードでカスタマイズを作れるgusuku Customine は役に立ちます。
kintone には1アプリにつきプラグイン20個という制限があります。そのため「ルックアップの自動更新」のような単純な処理のためにプラグイン1つを入れてしまうとこの枠があっという間になくなってしまいます。また、その制限に達成する前に、いろんなベンダーのプラグインを混在させると動作が競合してうまく動かないということもあります。
gusuku Customine では、正しくカスタマイズを作っていれば、このような競合も入れられる機能の数にも制限はありません。
まず、gusuku Customine でできないかを考えて、gusuku Customine は提供されていない機能(例えば上記のカレンダーPlusのような)があれば、慎重に検討してプラグインを入れるという方法が早くカスタマイズを進めていくことができる方法です。
gusuku Customine を使えば、少しの学習で誰でもプラグインを超えたカスタマイズを行うことができます。すでにプラグインを入れてしまているという方も、既存のプラグインの大半と同じことを gusuku Customine だけで実現することができますので、gusuku Customine を入れて、より安全で柔軟性のあるカスタマイズの世界へ踏み出してみてください。