アールスリーがkintone SIGNPOSTを勝手に解説していくシリーズ!
本文は、kintone SIGNPOSTを読んでいただくとして、kintone SIGNPOSTの各項目についてアールスリーが感じていることや、遭遇したケースなどを紹介します。
STEP.2 2-14「基本機能から考える」
アールスリーは、kintoneをカスタマイズするためのgusuku Customineというサービスを提供しています。
このgusuku Customineのチャットサポートにはたくさんの方からkintoneでこういうことをしたいというご相談をいただくのですが、その中には「それ標準機能でできますよ」というのが少なくありません。
プラグインや連携サービスの導入、あるいはJavaScriptによるカスタマイズは、あくまでも「標準機能でできないこと」を補完するときの手段です。
標準機能でできることをプラグインや連携サービス、JavaScriptで行うのは、あとからの変更の容易さや、引き継ぎ時の大変さなどに影響を与えます。
この「標準機能でできるのか?」の判断を行うためには標準機能を正しく把握しておく必要があります。
標準機能を理解しているかのものさしとしてkintone認定資格を受けてみるのもいい方法だと思います。
また、アールスリーでも実施しているclouduniversityを受講して短期間に網羅するのもオススメです。
そうやって標準機能ファーストで開発をしていくわけですが、1つだけ注意してほしいことがあります。
それは、標準機能でできるからといってトリッキーなことはやらないということです。
たとえば、最近はkintoneの計算式が拡充されたため、計算式でいろいろなことができるようになりましたが、あとから見たときにわからないくらい複雑な計算式を作ってしまうのはオススメできません。そういう場合は、むしろgusuku CustomineやJavaScriptで作った方がシンプルになることもあります。
標準機能ファーストは大切なスタンスではあるのですが、その心は、
- 変化させやすいシステムにする
- 引き継ぎしやすいシステムにする
ということです。ここでも1-10 根本原因の追求は効いてきます。標準機能ファーストの根本的な理由を忘れないようしてうまくkintoneを使っていきましょう。
kintoneでの業務改善・システム開発で困った場合は、弊社で実施している「kintoneよろず相談会」でご相談いただけますので参加してみてください。