アールスリーがkintone SIGNPOSTを勝手に解説していくシリーズ!
本文は、kintone SIGNPOSTを読んでいただくとして、kintone SIGNPOSTの各項目についてアールスリーが感じていることや、遭遇したケースなどを紹介します。
STEP.4 4-33「現場代表」
弊社でシステム開発のお手伝いをしていると「説明会をやってほしい」「マニュアルを作ってほしい」というご相談があります。
ただ、基本的にこれらのご相談はすべてお断りしています。これにはこのパターンにも書かれていますがいくつか理由があります。
- 現場ユーザーに近い人が説明しないと自分ごとにならない
- マニュアルは操作マニュアルではなく業務マニュアルであるべきなので現場に近いひと人が書くべき
システムは自分たちの道具になります。その道具の使い方を考えるところまで外部に任せるとそれは自分たちの道具にはなりえません。
レストランでいい包丁を買ってくることはできても、その包丁でどう料理すればいいかを包丁メーカーの人に説明してもらっても意味がないのと同じです。
kintone(とgusuku Customine)であれば本当はシステムを作るところからご自身でされることをオススメしたいのですが、それはスキルや時間の問題があると思いますので、弊社で行うのはありだと思います。
しかし、社内への説明やマニュアルの作成は、まずスキル的にできないということはないはずです。上手い下手はあるかもしれませんが、自分が普段やっている業務なのでできないはずはないと信じています。
もし、説明できない業務がkintoneでシステム化されたのであれば業務とシステムを見直したほうがいいです。
あとは「時間がとれない」という問題ですが、会社によっていろいろ事情はあると思うのですが、やはり「作るシステムは自分たちが使う道具」という視点から時間の調整を行って欲しいと思います。
これまでたくさんのシステム開発を行ってきましたが、大きな成果を得るシステム導入はそのすべてで「現場の担当者が自分ごととしてシステム開発・導入に取り組んでいる」と言えます。
kintoneでの業務改善・システム開発で困った場合は、弊社で実施している「kintoneよろず相談会」でご相談いただけますので参加してみてください。