アールスリーがkintone SIGNPOSTを勝手に解説していくシリーズ!
本文は、kintone SIGNPOSTを読んでいただくとして、kintone SIGNPOSTの各項目についてアールスリーが感じていることや、遭遇したケースなどを紹介します。
STEP.0 0-00「kintoneはkintone」
アールスリーにはありがたいことに日々「kintoneで業務改善したい」「kintoneでシステム開発したい」というお問い合わせをたくさんのお客様からいただきます。
その中で一番多いのが「現在●●で作ったシステムを使っているのですが、古くなってきたのでkintoneでリプレイスすることを検討しています」というお問い合わせです。
多くのケースで、このタイプのお問い合わせは「kintoneではやらないほうがいい」という回答になり、お仕事として成り立ちません。
なぜかと言うと、kintoneの特性を理解せずにお問い合わせいただくことがとても多いからです。こういう方は、だいたい
- kintoneは安いので開発も安くできるだろう
- kintone人気だしなんでもできるだろう
- kintoneで業務改善したって事例がいっぱい出てるからうちもできるんじゃないか?
という期待をされています。こう期待する気持ちもよくわかりますので責める気はありません。
もちろん忙しくて勉強する時間がないなどのいろいろな理由はあると思いますので、すべての方にkintoneを完全に理解してから問い合わせしてきてほしいなんて考えていませんが、何かしらのツールを使う場合は、
- ツールの特性に合わせた使い方をしないといけない
- ツールにできないことをやろうとすればするほどたくさんの費用がかかる
- すべての人・企業にそのツールがマッチするわけではない
ということを知っておいていただきたいと思います。
kintone SIGNPOSTにも記載があるように、kintoneによる業務改善・システム開発は「現場主導」で「繰り返し開発」をするほうがいい結果が生まれます。
少なくともこの特性を理解した上で、自分たちのシステムをどうするか考えていただくとよいかと思います。
では、kintoneで既存システムのリプレイスはできないかというとそういうわけはなく、
- 今のものの生き写しを作ろうとするのではなく業務から見直す
- kintoneのメリットを享受するために、kintoneらしいシステムを作ろうとする
というポイントを守れば、リプレイスも不可能ではありません。
逆に、
- 前のシステムとボタンの位置は同じじゃないと困る
- 前のシステムと色が同じじゃないと困る
- 前のシステムと表示される情報量が同じじゃないと困る
という場合はkintoneでは難しいかもしれません。
困った場合は、弊社で実施している「kintoneよろず相談会」でご相談いただけますので参加してみてください。