勝手にkintone SIGNPOST解説 STEP.2 2-19「データの断捨離」

アールスリーがkintone SIGNPOSTを勝手に解説していくシリーズ!

本文は、kintone SIGNPOSTを読んでいただくとして、kintone SIGNPOSTの各項目についてアールスリーが感じていることや、遭遇したケースなどを紹介します。

STEP.2 2-19「データの断捨離」

アールスリーでは、既存システムのkintoneへのリプレイス案件がよくあります。その場合問題になるのがデータ移行です。データ移行の費用が開発費用とほとんど変わらないなんてこともあるくらいデータ移行は大変な作業です。

既存システムは、リレーショナルデータベースで構築されているケースが多く、リレーショナルデータベースではないkintoneにデータ移行しようと思うと、大幅なデータ変換が必要になることが多くなります。

そうなると、なんらかのツールを使ってデータ変換したり、データ移行用のプログラムを作ったりして対応することになり、かなりのコストがかかります。

これは外部に依頼する場合だけでなく自社でやるとしても手間は同じです。

ですのでデータの断捨離が必要なのです。

このパターンに記載されているような検討事項以外に、どこまでさかのぼってデータを移行するかというのも重要なポイントです。もう誰もみない10年前のデータを「なんとなく消すのはいやなので」みたいな理由で移行を希望されるケースがあります。

現在のkintoneはあまりたくさんのデータを扱うのは得意ではありませんので、減らせるなら減らしたほうがパフォーマンスにもいい影響を与えます。 消すのがなんとなくいやであれば、エクセルなりに出力しておいて必要に応じて参照できるようにしておくという手もあります。

既存システムを参照のために残しておくのにそれほどコストがかからない場合は、そのまま残しておくというのも手です。

また、既存システムから移行する場合は項目レベルでの精査も大切です。長く使ってきたシステムであればあるほど、本来の意味で使われていない項目が発生したりしています。そういう項目は意味を精査した上で、不要であればなくしてしまうことが大切です。

0-00 kintoneはkintoneで解説した通り、データレベルでも「生き写しを作ろうとしない」ことが大切です。

業務改善のコツは常に「ゼロベースで考え直す」ことです。「現在がこうだから」という思考停止はやめましょう。

kintoneでの業務改善・システム開発で困った場合は、弊社で実施している「kintoneよろず相談会」でご相談いただけますので参加してみてください。

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