アールスリーがkintone SIGNPOSTを勝手に解説していくシリーズ!
本文は、kintone SIGNPOSTを読んでいただくとして、kintone SIGNPOSTの各項目についてアールスリーが感じていることや、遭遇したケースなどを紹介します。
STEP.1 1-07「システム化のコンセプト」
「kintoneすごい、これならいろんなことできそう」たくさんの方がそう思います。
ただ、残念ながらkintoneはなんでもできる魔法のサービスではありません。もしそうだとしてもいきなりそこまで使いこなせることはまれです。
ありがちなケースとしては、業務を円滑に回すことを目的に業務を設計して、kintoneでシステム化をはじめます。作っていくうちにデータがkintoneに蓄積されるのであれば、分析にも使えるんじゃないかと考え出して、分析のための項目や機能が追加されたあげく、入力項目が膨大になって、結局現場が使ってくれなくなるというケースです。
データが蓄積されればもちろん分析ができます。ただ、目的が業務を円滑に回すことであればまずはそこにフォーカスすべきです。分析は、その中で蓄積されたデータだけを使って何か言えることがないかを模索するところからはじめるべきです。
システム開発だけに限りませんが、ゴール・目的は常に傍らで意識し続ける必要があります。ゴール・目的から外れるものはたとえ魅力的であったとしても、後にまわす勇気が必要です。
今のゴールを達成してから次の魅力的な開発に着手すればいいと思います。
「そんなこと言ってたらいいアイデアがどんどんあと回しになるじゃないか?」
と思われる方もいらっしゃると思いますが、だから素早く繰り返すんです。素早く繰り返すにはゴールの調整も含まれます。小さくまわして小さな成功を積み重ねていけば新しいアイデアもどんどん取り込んでいけます。
kintoneでの業務改善・システム開発で困った場合は、弊社で実施している「kintoneよろず相談会」でご相談いただけますので参加してみてください。