kintone導入成功のコツ

勝手にkintone SIGNPOST解説 STEP.5 5-38「専門家への相談窓口」

作成者: 金春 利幸|2022/01/14 0:00:00

アールスリーがkintone SIGNPOSTを勝手に解説していくシリーズ!

本文は、kintone SIGNPOSTを読んでいただくとして、kintone SIGNPOSTの各項目についてアールスリーが感じていることや、遭遇したケースなどを紹介します。

STEP.5 5-38「専門家への相談窓口」

弊社でお手伝いさせていただいているお客様で、弊社がカスタマイズをいれたアプリをいじってしまって動かなくなるトラブルというのがたまに発生します。

事前に「カスタマイズに影響が出るので触る場合は事前に相談してください」ということはお伝えしているのですが、忘れて触ってしまうケースがあります。これは仕方ないことです。

弊社の場合はgusuku Deploitでkintoneアプリのバージョン管理をしているので最悪戻せますので、このトラブルは起きても大きな問題にはなりません。とはいえ、業務が止まる場合もあるのでできれば避けたいところです。

アプリの変更以外でたまに起こるのが「運用開始後のドメイン変更」です。cybozu.comでは、signpost.cybozu.comのようにドメインの頭部分を自由に設定できます。gusuku Customineをはじめとする連携サービスは多くのものが、このドメインごとに契約を管理しています。そのためドメインを変更するとサービスが動作しなくなることもあります。

パターン本文にも書かれているように、kintoneは手軽に変更できるのが魅力ですが、プラグイン・連携サービス・カスタマイズが入っているアプリはその変更の影響を考慮してアプリに変更を入れる必要があります。

決して「変更してはならない」ということではありません。

変更する場合に考慮すべきことがあるので、然るべき相談窓口を用意して、そこに相談できる形を作っておくことが大切です。

たとえば、変更相談アプリのようなものを作って、そこで変更の影響について議論するのもありです。

あるいは、3-32 開発環境の用意にあるように開発用の環境を用意しておいて、変更を試すのはこの開発環境のアプリで行うというのもいい方法です。開発環境のアプリであればカスタマイズが動かなくなっても業務に影響は与えません。

kintoneでの業務改善・システム開発で困った場合は、弊社で実施している「kintoneよろず相談会」でご相談いただけますので参加してみてください。