kintone導入成功のコツ

勝手にkintone SIGNPOST解説 STEP.3 3-29「ほどほどのUIカスタマイズ」

作成者: 金春 利幸|2021/12/22 0:00:00

アールスリーがkintone SIGNPOSTを勝手に解説していくシリーズ!

本文は、kintone SIGNPOSTを読んでいただくとして、kintone SIGNPOSTの各項目についてアールスリーが感じていることや、遭遇したケースなどを紹介します。

STEP.3 3-29「ほどほどのUIカスタマイズ」

あらゆるサービスにはそのサービスの思想があり、UIはその思想に基づいて作られています。kintoneもそうで、今のkintoneの画面の情報密度が低いのはタブレットでの利用が考慮されていたり、いきなり情報密度の高い画面が出てくるとITに不慣れな方がどこを操作すればわからなくなるからなど、いろいろ考えられて今の形になっているんだと思います。

kintoneでの開発をしているとUIをカスタマイズしたいというご要望をよくいただきます。その要望の声の大きさを反映するように、世の中にあるkintoneプラグインもUIを強化するタイプのものが非常に多いです。

このパターンの本文にもあるようにUIには「慣れ」の部分があります。これを無視して現場からでた要望をすべてカスタマイズ対応しているとどんどんkintoneらしさが失われていきます。

「慣れ」で解消できる部分と「見やすさ向上、手間・ミスの削減」につながる部分のどちらなのかを考えながらカスタマイズをすることをオススメします。

よく例であげるのですが「kintoneの編集画面の保存ボタンを右下にしてほしい、前のシステムは右下にあったから」という要望をいただいたことがあります。ただ、これは慣れの問題が大きいため、対応せずにお断りしました。

gusuku CustomineにもUIをカスタマイズするやることがありますが、これらのやることもできるだけkintoneの思想を壊さないように注意して選定しています。上にあげた「保存ボタンを右下にする」は永遠にできないと思います。

UIのカスタマイズをするかどうかの判断基準として大切にしてほしいのは次の2点です。

  • そのカスタマイズをしないとミスが増える
  • そのカスタマイズをしないとその業務にかかる時間が増える

この2つのどちかが強く感じられる場合はカスタマイズを検討するのがよいと思います。 kintoneでの業務改善・システム開発で困った場合は、弊社で実施している「kintoneよろず相談会」でご相談いただけますので参加してみてください。