kintone導入成功のコツ

勝手にkintone SIGNPOST解説 STEP.3 3-21「同一ドメインから」

作成者: 金春 利幸|2021/12/10 0:00:00

アールスリーがkintone SIGNPOSTを勝手に解説していくシリーズ!

本文は、kintone SIGNPOSTを読んでいただくとして、kintone SIGNPOSTの各項目についてアールスリーが感じていることや、遭遇したケースなどを紹介します。

STEP.3 3-21「同一ドメインから」

アールスリーではこれまでたくさんのお客さんのkintoneでのシステム開発のお手伝いをしてきました。その中には、自社のみでなく協力会社とのやりとりにkintoneを使う事例もたくさんあります。

最大で400社とのやりとりに使われた例がありますが、その場合でも同一のドメイン、同一のアプリで構築しました。当然、協力会社同士は存在が見えてはいけないという要件がありましたので、組織間アクセス禁止かつカスタマイズで徹底的に表示制御をかけました。

そこまでしてもドメインをわけない理由があります。

  • 400社で400ドメインあると、管理側が見てられない
  • わけた場合、同一のアプリが複数のドメインに展開されるためgusuku Deploitを使ったとして管理が煩雑になりすぎる
  • 1アプリで完結する業務ではなく、あるアプリでの作業が終わったら次のアプリに情報が引き継がれるような流れになっているので、スペースをわけることすら煩雑になりすぎる可能性があった

400という数は極端ですが、10でもしんどいと思います。

カスタマイズの量とのバランスではありますが、可能な限り1つのドメイン、1つのスペース、1つのアプリで作成する方がシンプルさを保てます。

カスタマイズが増えすぎてシンプルと言えなくなったときがわけるタイミングと言えます。

わけた場合の懸念事項等はパターン実践ガイドに掲載されていますのでそちらを参照してください。

kintoneでの業務改善・システム開発で困った場合は、弊社で実施している「kintoneよろず相談会」でご相談いただけますので参加してみてください。