アールスリーがkintone SIGNPOSTを勝手に解説していくシリーズ!
本文は、kintone SIGNPOSTを読んでいただくとして、kintone SIGNPOSTの各項目についてアールスリーが感じていることや、遭遇したケースなどを紹介します。
人とは不思議なもので、自分に関係することを密室で決められると不信に思い、自分に関係あるにもかかわらず自分ごととして捉えなくなります。
では逆に、自分が決めなくてはいけなくなったとき、人はできるだけ密室で決めたいと考えがちです。なぜならオープンな場だと議論が発散したり、誰かに自分の考えを攻められたりすると考えるからです。
クローズとオープンどちらがいい結果を産むはケースバイケースかもしれませんが、僕は多くのケースでオープンな方がいい結果を産むと考えています。
アールスリーは、おそらく他社さんに比べると情報がオープンになっている会社でして、とくに業務改善をしていく領域においては社内ではガバガバだといっていいくらいオープンです。(もちろん外に対して守るべき情報は逆にガチガチにガードされていますのでご安心を)
我々がもっとも頻繁に業務改善しているのは、gusuku Customineの受発注業務なのですが、すべての注文のやりとりが全員にリアルタイムでオープンになっています。かつそのやりとりは我々が通常コミュニケーションに使っているslackに流れます。
受発注という業務はイレギュラーの多い業務で、日々新しいケースが発生します。そのたびにslack上で担当以外のメンバーも参加して、こういう流れにしたらいいのではないか?kintoneの受発注管理用アプリにこういう項目を追加すればいいのではないか?というような議論が行われています。そのような議論をへてコンセンサスを得ると、受発注業務担当者が自らkintoneアプリに手をいれます。
「開かれた情報」これをやろうとおもってやるのは実は難しく、たとえばその業務に直接関係しない人にたいして「ディスカッションしたいので集合してください」と声掛けしても「忙しいからやめて」とか言われるのがオチです。
「開かれた情報」の本質的な意味は、「常に開かれた情報」であると考えていて、みんなのみえるとこに情報があり、かつその存在がわかるようになっているということではないかと考えています。
これをやりすぎると情報過多になって誰も見なくなるのでバランスが難しいのです。ただ、今「常に開かれた情報」がないという方は、小さなところから開いてみてはどうでしょうか?ここでも「0-02 素早く繰り返す」が大切なのではないでしょうか?
kintoneでの業務改善・システム開発で困った場合は、弊社で実施している「kintoneよろず相談会」でご相談いただけますので参加してみてください。